よく聞くのが「病気を治療する」という話です。
これは主語と述語が反対です。
もし肩を脱臼して頭痛がしたら、頭痛を治すために脱臼を戻すでしょうか?脱臼を戻す施術者に、脱臼を戻して頭痛が治るか聞くでしょうか?
頭痛を治すために脱臼を戻しに行く人っているでしょうか?
これは不思議な話なのです。
脱臼した人は脱臼を戻す目的で施術されるのです。他の症状は(脱臼による影響かもしれない)仮説なのです。
症状がなければ脱臼は戻さなくていい?
仮に脱臼していても症状がなければ、脱臼を戻さなくてよいでしょうか?そんな事ないですよね。
どんなに症状がなくても、脱臼すれば元に戻すのが普通ですよね。
サブラクセーションも同じことです。
症状がないからサブラクセーションをアジャストしないということでないのです。
カイロプラクティックって脱臼の施術者と同じなのです!
しかし多くは(カイロプラクターも含めて)症状を治すことが目的です。これは正しく目的を理解していないのです。
そんな患者の考えを知ってか知らずか、カイロプラクターも病気治療を前面に押し出す人が多くいるのも事実です。
こうやって誤解が誤解を生んでいるのです。