これはカイロプラティックの創始者DDパーマーが提唱した
人にはサブラクセーション(特別な椎骨変位)が生じる
とする説です。
サブラクセーションは通常の変位ではなく特別な変位です!
それ以来、カイロプラクターによってサブラクセーションは研究されてきました。しかし、まだ誰もサブラクセーションを正確に理解できていないのが実情です。
サブラクセーションはブラックホールに似ている?
サブラクセーションはブラックホールに似ています。
ブラックホールは近年になって盛んに研究されていますが、ブラックホールが提唱された当初、その存在は懐疑的に見られていました。
なぜなら、当時は物理学上の話で実際に確認できなかったからです。しかし存在が確認されると、途端にブラックホールを疑う人はいなくなりました。
同じようにサブラクセーションも当初は懐疑的に見られていました。
サブラクセーションは生じない!
あっても人体に悪影響を及ぼさない!
と思っていたのです。
しかしBJパーマーの研究によって、ようやくサブラクセーションの位置と身体に与える悪影響が徐々に解明されてきました。
多くの説があるサブラクセーション
今でもサブラクセーションには多くの説があります。なぜなら、まだ正確な分析ができないからです。
(この辺もブラックホールと同じです)
サブラクセーションは極小の椎骨変位なので正確に捉えられないのです。
そのため、今でも多くのアジャスト方法があり、サブラクセーションが生じる位置もカイロプラクターによって見解が異なっているのです。
なぜサブラクセーションは1895年まで提唱されなかったのか?
サブラクセーションは1895年まで提唱されませんでした。そのため多くの人はサブラクセーションが生じても放置され、それが原因で病気になっても解決することがなかったのです。
- ごくわずかな椎骨変位(1mm以下)のため確認が困難だった
- サブラクセーションが生じていても痛みがないため気づかない
- サブラクセーションが身体にどのような影響があるかわからなかったになったところ
このため提唱すらされなかったのです。
サブラクセーションの研究は途中で挫折した!!
DDパーマーはサブラクセーションを解決する手法をカイロプラティックと名付けました。
それ以降、研究されてきたのですが、カイロプラティックには問題が多かったのです。
- 内部分裂
- 医学の圧力
- 法律
- 経営難
- 継承の失敗
- 知識不足
- DD&BJパーマーの誤解
これらの問題点が真実から遠ざけ、今では単なる椎骨変位を指す総称になってしまいました。
カイロプラクティックの統制
本来、創始者DDパーマーが生徒の診療所を定期的に訪問し、監視、指導しなければいけませんでした。それが創始者の仕事です!しかし、彼はその仕事をやらなかったのです。
またサブラクセーションの位置とアジャスト方法は間違いだったにも係わらず、
これが「サブラクセーションのアジャストだ」と教え、
それを生徒達が勝手にアレンジして、新たに学校を作ったので、次第に分裂して収集がつかなくなったのです。
カイロプラティックはパラドックス(悪貨は良貨を駆逐する)
もう一つ、重要な要素に
質が悪いほうが経営がよくなる
いう、資本市場とのパラドックスが起きてしまったことです。
本来、質が良くなるほど儲かっていくのが理想的ですが、カイロプラティックの場合、質が良くなると患者の来る回数が減り、経営難に陥ってしまうという矛盾が起きてしまうのです。
そのため質のよいカイロプラティックは続けられず、質を落とすか廃業するかになります。(唯一の手段は料金を上げることですが、患者が来なければ経営維持ができないのです!)