あるフランスのブランドバックはファミリー経営でしたが、投資会社に買収され、今はその傘下に入っています。また、ある日本の家電メーカーは台湾メーカーに買収されてしまいました。
これが資本主義です。
これは療法も全く同じです。療法もビジネスなので、利益を上げた企業が経営維持でき、権力を持ち、利益を上げられなかった人たちが消えていく残酷な世界です。
今の療法を見ると、医学が圧倒的な権力と地位を持っています。
するとどうなったのか?
それまでの民間療法は、医学の傘下に入るか消滅してしまったのです。
つまり療法は医学だけになったのです。
民間療法は売れず、なくなったのです。
もし理論的で安全、肉体的、精神的負担のない方法で健康になりたい、病気を改善したいと思っても、医学療法しか選べなくなってしまったのです。
もちろん民間療法も様々あるし、大半がインチキ療法でしょう。だけど、全ての民間療法はインチキだと断言できるでしょうか?全てがインチキかどうか、誰が調べたのでしょうか?
仮に、今まで全ての民間療法がインチキだったとしても、これからも全てインチキでしょうか?
これからも民間療法で素晴らしい手法が発明されることはないのでしょうか?
しかし、医学独占はその可能性を奪ってしまったのです。
それが現代の療法なのです。
すると、患者はこういう行動になります。
まず、病院に行きたくないので、病気になっても自分流で解決しようとします。
それで治らないなら病院に行って薬や手術をされるのです。
これが、一般的な患者の行動パターンです。
要するに、素人考えの自己流療法を試みるのですが、
次の段階がいきなり薬や手術など、精神的、肉体的負担が大きい医療なのです。
なぜもっと安全で理論的、精神的、肉体的に負担のない療法を選ばないのでしょうか?
それ以外に選択がないからです。